2023/11/30
今月は「寒天発祥の日」って？です
寒天の元となるトコロテンが、現在の暦でいう12月末頃に京都市伏見区御駕籠町の旅館にて島津藩に初めて提供されたと推測される資料に基づき、2019年に制定されたのが「寒天発祥の日」です。伏見＝ふしみ（243）を「24+3＝27」と見立てたことから12月27日となりました。
寒天は、日本で製造方法が発明され発展を遂げてきた食品です。今日では世界各国で食用、医療、バイオなどに供されて、生産されている国際商品となっています。一方、トコロテンは遣隋使によって1000～1200年前に伝来し、鎌倉時代にはすでに京都で心太座（トコロテン店）が開かれていた記録が残っています。このトコロテンから乾燥品である寒天を発明し、事業にしたのが伏見の旅館美濃屋の主人・美濃太郎左衛門であるといわれています。これを黄檗山萬福寺の開祖・隠元禅師に試食してもらったところ、「仏家の食用として清浄これ勝るものなし」とほめ、精進料理の食材として奨励され、その際に隠元によって、寒中に産することから「寒天」と命名されたと伝えられています。
管理栄養士の「キリさんと菊ちゃん」の『ぱぱっと野菜レシピ』
その331糸寒天と小松菜の中華サラダ
2人分
| エネルギー95kcal 食塩0.9g（いずれも1人分） | |
| 糸寒天 | 5g | 小松菜 | 1/2束 | 人参 | 10g |
| ※鶏ガラスープの素 | 小さじ1/3 |
| ※醤油 | 小さじ2 |
| ※酢 | 小さじ2 |
| ※砂糖 | 小さじ2 |
| ※ごま油 | 小さじ2 |
| ごま | 大さじ1 |
《作り方》
- 糸寒天は水に20分位つけて戻しておく。
- ※の調味料をすべてよく混ぜ合わせておく。
- 人参は千切り、小松菜は3㎝くらいに切り、それぞれさっと茹でて水気を絞り、ボウルに入れる。
- 糸寒天もよく水気を絞って、3.のボウルに加え混ぜる。
- 4.に2.をかけてよく混ぜ、ごまを加えて出来上がり♪
七味唐辛子を振りかけても美味しいです♪
その332炒めキャベツの味噌汁
2人分
| エネルギー98kcal 食塩1.9g（いずれも1人分） | |
| キャベツ | 200g |
| 味噌 | 30g |
| 水 | 350ml |
| 天かす | 小さじ2 |
| 油 | 小さじ2 |
《作り方》
- キャベツを食べやすい大きさに切る。
- 鍋に油を熱し、キャベツをしっかりと炒める。
- キャベツがしんなりしたら味噌を加え炒める。
- 全体がなじんだら水を加え強火で煮立てる。
- 椀に盛り、天かすをふりかけたら出来上がり♪
寒天も野菜も水気をしっかり切りましょう♪